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執筆者の写真izumi ogiso

遊び弾きから・・・


こんにちは。


あるレッスンでの出来事。


1年半ほど通ってくださっている幼児の男の子。先月の初めての発表会ではペッツォルトのメヌエットなどが弾けました。いつもたくさんの曲を練習してきてくれます。はじめてのギロックがお気に入りで、もうほとんど弾いてしまったほどです。


先日、「レッスン中にピアノで『踏切の音』を見つけたよ!」と教えてくれました。


ペダルを上手に使って、確かに『踏切の音』でした!


近所には踏切はないので、テレビで見たのでしょうか?または旅行などで踏切を見たのでしょうか?いずれにしても、まず音をよく記憶しています。そして、ピアノで再現できました!ぴったりの高さの音を探せました。さらにペダルを使い、より近い音にできました!



遊びの中でも、音感を身につけることができます。子供たちは、遊びながら様々な力を身につけていくのですね。


ちなみにこの生徒さんは、まず非常によく音を聴いて弾けています。そして、曲のタイトルや楽譜から、「何を表現しているか?」「どう弾けばいいか?」を自分で探ることができます。読譜が速くできるようになってきたので、お家でも表現の練習に時間を割くことができるのでしょう。



私の音大時代の恩師は「小さい頃に、ピアノでたくさん『遊んだ子』が上達する」と仰っていました。私も小さいころ、よく好きな歌のメロディをピアノで弾いていました。楽譜はなかったので、ピアノで音を探りながら練習していました。いわゆる「耳コピ」ですが、音感を育てる要素の一つかも知れませんね。


「遊び弾き」はぜひ温かく見守ってあげてください。





この写真は、少し前に教室に飾っていたおはなです。千日紅というそうです。可愛らしいですね。























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