日々レッスンで子供たちと接していて思うことは、幼少期に、右脳を開花させてあげることの重要性です。
一般的に右脳は「感覚の脳」と言われ、創造力やひらめき、芸術的感覚を得意とします。
一方、左脳は「言語の脳」と言われ、言語機能と深く関わっています。言葉を使う能力、論理的思考を主に担当しています。
右脳の感覚を開花させるときに大切だと思うことは、自分の外への興味、好奇心です。
具体的には、初めて目にしたもの、耳にしたものへのワクワクする気持ち、面白い!楽しい!という気持ちです。
不思議なことに、このような気持ちで日々過ごしている子は、いつもとてもポジティブな考えを持っています。
初めて挑戦することでも、「面白そう!」という好奇心にのみにフォーカスがあたるので、「できないかもしれない・・・。」「わからなくて嫌だな・・・。」という不安を感じる余地がないのだと思います。
いわゆる「メンタルが強い人」と言ったところでしょうか。このような人は年齢に関わらず、生き生きとした強さを感じます。また自分の感情をうまく表現できているようにも思います。
もちろん、いずれは左脳的な勉強が必要になります。数学のように理論的に考えること、国語力などです。ただ、その基盤になるのは豊かな感性や好奇心だと思います。
これらの感覚は、音楽などの芸術にふれたり、自然の中で遊ぶことなどで刺激されていきます。
これは子供に限ったことではありません。
大人でも、芸術にふれることで今までになかった感覚が呼び覚まされていきます。
私自身も、最近は特に美術の鑑賞が好きで、展覧会に行ったり本で見たりしています。その影響かわかりませんが、音楽のとらえ方や日々の生活で感じることが少し変化してきました。
子供のためだけではなく、保護者の方にも音楽を楽しんで頂けたらと思います。保護者の方が楽しんでいることは、必ず子供たちにも伝わり、良い影響を与えます。
毎日忙しいですが、少しの時間、音楽を聴いたり、自然の中に身を置いてみるのは大事かもしれません。いつまでも興味や好奇心を忘れずにいたいですね。
いずみピアノ教室
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