こんにちは。
さて、今、大人の生徒さんが偶然同じ曲を練習されています。ちなみにベートーヴェンの6つのエコセーズです。
お二人ともすでに教則本は卒業して、クラシックの曲に挑戦されています。とても熱心です!
片方の方は、私からお勧めしてこの曲を選ばれました。もう片方の方はご自身で選曲されて練習を始めました。面識もないお二人が、偶然同じタイミングで練習がスタートしました。
ちなみに女性と男性なのですが、そのせいか、練習の仕方や捉え方が全然違うのです。
この曲は小さな曲エコセーズが6曲集まっている曲です。片方の方は、1曲ずつ細かいところまで丁寧に仕上げていくように練習されていました。1曲目が仕上がったら2曲目にとりかかる、といった具合です。
もう片方の方は、とりあえず最後まで弾く!というように、全体をまとめるように練習されていました。1曲目から6曲目まで初めから通して弾いてしまう感じです。
人それぞれ考え方が違いますから、練習の仕方も違うのですね。
お二人とも自然にそのような練習をされていて、どちらの方も大変よく仕上がりました。そしてとても素晴らしい演奏で仕上がりました。しかし表現は全然違います。同じ曲でも、人が変われば全く違う演奏になります。
同じ曲でも、人それぞれ良いと思うポイントや感じ方が違うからだと思います。また、身体の使い方も違うので、人それぞれ全く違う音色になります。
このようなことは、今までに何度も感じできたことですし、子供たちでも同じようなことは何度もありました。しかし、今回は大人の方で、曲を仕上げていく過程でそれを改めて感じることができたので、とても勉強になりました。
その人がどう感じて、どう演奏したいかに寄り添えるようなレッスンをしていきたいな、と改めて思いました。
玄関のお花です。元気いっぱい咲いています。
いずみピアノ教室
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